エデンの果ての家

桂望実『エデンの果ての家』
主人公、兄の弟が母親と元恋人殺害の疑いで逮捕されるところからはじまります。
両親は弟のみを可愛がり、弟はそれを当たり前にして一流のみに価値を置いていてとても嫌な家族です。
でも兄には理解してくれる妻がいます。
裁判の為に弟の事を知るのですが友人らしき人がいません。
家族から愛されず傷ついてきた兄には、信頼してくれる人が何人もいるんです。
家族愛はなくても幸せな主人公です。
無実を主張するけれど兄は弟の殺人を確信していきます。
父は弟を信じようとして兄をまた傷つけるのですが、だんだんそれも変わってきます。
裁判と共に進むのですが母の遺体についてのところで兄が泣いたように私も涙が溢れました。
弟に同情は出来ないし本心がわからないまま終わりましたが、父と兄の家族の再生は可能になりそうな終わり方で良かったです。